生物多様性を支えるサンゴ礁の危機

世界のサンゴ礁の総面積は60万平方キロメートル。地球表面のわずか0.1%の面積程度でありながら、世界の海洋魚種の25%、約9万種もの生物が生息しています。サンゴ礁は地球の表面積の0.1%のサンゴを中心とした生物が長い間かかってつくった地形です。周辺では昔から漁業も営まれ、人々の生活と深いかかわりが育まれてきました。

複雑で細かい空間をつくりだすサンゴ礁は海の小さな生き物に隠れ場所を提供します。さらにサンゴと共生している褐虫藻は、光合成によって海の小動物や魚類への餌資源となる有機物を生産します。そしてサンゴ礁に生息する小さな生き物を餌とする大きな魚やエビなども集まるので、多様な生物群集がうまれます。こうしてサンゴ礁は海の多様な生物の命を育む場として重要な役割を担っているのです。

またサンゴ礁は海の生き物だけでなく、わたしたち人間の生活にも恩恵をもたらしています。世界の海洋魚種の25%が生息するサンゴ礁は漁場として多様な水産物を提供し、世界中で5億〜10億人もの人の食糧源となっています。さらに台風の高波を弱めるなど、天然の防波堤としての役割もあります。美しいサンゴ礁は観光資源となり、その豊かな生態系は文化・環境教育の場にもなっています。

ところが、そのサンゴ礁を取り巻く状況は近年において大きく変化しているのです。

世界のサンゴ礁の58%が潜在的にわたしたち人間の活動(沿岸開発、生物資源の乱獲、海洋汚染、森林伐採や農地開発に起因する表土の流出など)によって脅かされているという調査報告もあります。また、温暖化等による大規模な白化現象や、台風によるサンゴ礁の破壊、食害動物による被害などもサンゴを死滅させる原因となり、サンゴ礁の存亡は国内でも各地で深刻化しています。

社団法人について

地球温暖化をはじめとした人間活動に起因する環境ストレスによって、サンゴ礁は減少、衰退していますが、そのサンゴ礁を人間の関わりによって守り、再生できるものとわたしたちは信じています。それには、まずは実はあまり知られていないサンゴ礁の生態系や、危機に瀕している実態を発信し、理解を深めることが大事と考えます。サンゴ礁について知ることは、サンゴを守るための直接的な環境活動へ参加する第一歩と考えるからです。

当社団法人は、サンゴ礁を守り再生する活動の啓蒙及び国内外への情報提供してまいります。そしてサンゴ礁を再生するために、サンゴ礁の養殖、海への植え付け活動支援のための会員組成並びに寄付集めを国内外で行っていきます。

100年後も美しいサンゴ礁を失わないために、わたしたちが今できることを考え、実践しそれを次世代に継承してまいります。その共感をさまざまな媒体と通じて広げ、同じゴールを目指す仲間を呼び掛けていきます。






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社団法人概要

設立      2023年6月5日

理事                      代表理事  麦野 路易

      理事  金城 寿気也

      理事 福田 朋夏(プロフリーダイバー)

監事                      麦野 豪(オフィス麦野 代表) 

アドバイザー       金城 浩二(さんご畑 代表)

最高顧問              デヴィ・スカルノ(アースエイドソサエティ 代表理事)

評議員                  

佐藤 有美(株式会社 経済界 代表取締役社長)

千住 明(作曲家、編曲家、音楽プロデューサー)

田中 見佳(社会福祉法人 松風会 副理事長)

都筑 多佳恵(株式会社 ティースタイルマネージメント 代表取締役社長)

伊藤 美智子(株式会社 memento 代表取締役 & コンテンツプロデューサー)

干場 義雅(株式会社 スタイルクリニック 代表取締役社長)

金 美花(株式会社 Mon cher 代表取締役社長)

金 春花(株式会社 Mon cher 取締役専務)

今井了介(音楽プロデューサー、ソングライター、編曲家)

サンゴ畑で発見され、養殖・繁殖されている、紫外線や温暖化に強い耐性を持つ「ミラクルさんご」


社団法人の活動

 
1.サンゴ礁を守り再生する活動の啓蒙及び国内外への情報提供

サンゴ礁の保護、再生を啓発するための発信、イベント、セミナー、講演会等の企画、運営、開催します。

麦野豪氏のインタービューを受ける「さんご畑」代表金城浩二氏

2.養殖サンゴのボランティア

サンゴ養殖業務でSDGs(持続可能な開発目標)にボランティアで貢献したい方を国内外から募集します。

さんごの産卵をボランティアで手伝う一般社団法人セーブ・ザ・リーフ代表理事の麦野路易氏

3.養殖サンゴの移植活動の支援

沖縄読谷村のさんご畑にて行っている、養殖サンゴ活動を支援し、養殖サンゴの移植するための寄付金集めを行っています。

当団体の活動の趣旨に賛同し、事業並びに運営を支援してくださる法人または個人を募集します。

詳しくはこちらへ

「さんご畑」の努力により、増える沖縄のサンゴ


2023 チャリティ ガラディナー イベントレポート

2023年12月14日ホテルオークラにて、スイス老舗時計ブランド「エベラール」のメインスポンサーのもと、チャリティガラディナーが開催されました。ギリシャ大使ご夫妻、NGOアースエイドソサエティ代表 デヴィ・スカルノ夫人特別顧問、評議員の皆様ほか250名のゲストが参加されました。
ボランティアで司会を務めて頂いた上塘百合恵さん、バイオリンの佐藤恵梨奈さん、オペラ歌手のロベルトさん、西田真衣さん、辰巳真理恵さん、有難うございました。ご協賛に関しては、計38ブランドおよび著名人7名様から商品、ラッフルズ賞品、参加景品、ライブオークション出品のご協賛を頂きました。ラッフルズ賞品数だけでも178アイテムありました。
ウェルカムドリンクのZANATO LUGANA METODO CLASSICO Brut、Fujisan Winert Sparkling Rose、乾杯の羽根屋スパークリング日本酒、テーブルワインはSAN MARZANO のSessantanni Primitivo赤とEdda白、総数179本のご協賛がありました。
当日にて総額¥5,828,000の寄付金を集めることが出来ました。
本当に有難うございました。

麦野路易 Roi Mugino

 

「さんご畑」について

金城 浩二

さんご畑 代表

  • 金城浩二氏が代表を務める「さんご畑」は陸上の小さな海。30万株のサンゴを育てることができる日本最大級のサンゴ養殖施設です。

  • 特別採捕許可により採捕されたサンゴを増やし、増えた分の養殖サンゴだけを移植に利用しています。

  • 養殖サンゴを岩盤に固定する方法に“さんご畑”は化学物質を一切使わない固定方法として、乾燥ヘチマを隙間に埋め込むという方法をとっています

  • 移植をしたサンゴは約2年の成長を経て、卵を産むようになります。

  • 株分けをした養殖サンゴが、移植後に産卵を確認した例というのは、世界で初めてのことでした。

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社団法人への支援

寄付金はスポットでも受け付けておりますが、当団体の活動の趣旨に賛同し、事業並びに運営を支援してくださる法人または個人を募集しています。

1.法人会員について

法人寄附、WebやSNSでの共同キャンペーン、CSRのイベント開催、寄附付きコラボ商品の制作等、さまざまな支援方法で支援できます。後世に素晴らしいサンゴ礁を残し、自然を守るこの活動に賛同して社団法人の運営及び活動の支援をしていただける法人または団体に法人会員になっていただきますようお願いいたします。

2.個人会員について

どなたでも入会が可能です。サンゴ礁とともにより良い環境を目指すためにサンゴ礁に興味がある方、環境保護に興味がある方、一般会員として私たちの活動にお力を貸していただけますようお願いいたします。また、ボランティアも随時募集しています。

なお、個人の方でも法人会員と同等の会員種別になって頂くことは可能です。

3.募集期間

随時入会可能です。

4.申し込み方法

別紙の申込書にて以下の窓口にお申し込み下さい。

一般社団法人セーブ・ザ・リーフ 事務局

〒141-0021 東京都品川区上大崎2-2-6

TEL :03-5422-8087(代表)FAX: 03-5422-8756 E-mail: info@goldandroses.co.jp

 5.会員種別年会費および会員特典について

年会費は会員種別によって異なり、個人会員は5000円から、法人会員は10万円からご入会いただくことができます。また、個人会員であっても、賛助、後援、協賛、特別協賛全ての会員種別に申し込み可能です。会員種別の年会費、特典等は下の会員表をご参照下さい。

※1 賛助会員以上の会員は看板の設置をさんご畑内にて行います。看板のサイズは種別により異なります。特別協賛(720 X 355mm)、協賛(355 X 355mm)、後援(355 X 172mm)、賛助(355 X 172mm)となっています。

※2 サンゴの植え付けについては、さんご畑で行っている養殖さんごをさんご畑に植え付け委託します。ご入会の際に下記サンゴ移植申込書に必要事項をご記入の上、事務局までお申し込みください。

※3 サンゴの植え付けは本数に関わらず、証明書をお送りさせていただきます。

※4 通常大人1人900円の入場料を会員限定特典のフリーパスをご提示いただくことにより無料で施設内を見学することができます。


6.年会費の振込先

みずほ銀行 銀座中央支店 普通預金3115390  シヤ)セーブ ザ リーフ


会員一覧

特別協賛会員: オフィス麦野、坪井工業株式会社

賛助会員: 株式会社NTPセブンス、株式会社AT-MARK CONSUL、上野歯科医院、株式会社Mon cher

個人会員:

デヴィ・スカルノ、伊藤美智子、梶田俊樹、兼松徹、高橋偉、高坂敦信、黒岩昭仁、佐藤有美、三浦環奈、子安英樹、小笠原清基、上野清香、上野隆生、新出利明、森美樹、川多弘也、曹陽、村上明日香、大川正裕、中丸三千繪、中村靖、中島謙一郎、坪井晴雅、田ノ元智子、渡辺翔音、内田愛、麦野光重、八木祐輔、福田浩一郎

Alex Lee、 D. Caramitsos、 Tziras、 伊藤太一、 岡崎元太郎、 干場義雅、 岩田智行、 宮田ちひろ、 宮田友幸、 呉愛子、 後藤浩之、 幸山由貴子、 荒井理恵、 山口大輝、 山田紀子、 山﨑由里加、 小野達也、 小野麟、 松下純土、 松川章平、 松谷英子、 上野金太郎、 針谷ゆかり、 水崎朝恵、 水木健盛、 斉藤美奈、 川崎久嗣、 泉浩平、 村上寛、 大泉竜太郎、 大野匡也、 中尾怜史、 長岡香江、 長谷川毅、 長谷川孝平、 田原秀頼、 都筑多佳恵、 土屋賢治、 藤田直樹、 武井雅子、 服部由奈、 福井敦隆

Acceta Giuseppe、Atty Dasta、M. Mavromichalis、クームス ケイカ、クームス マイケル、加藤紫織、岩江ミドリ、岩佐文恵、吉田薫、久保慎治、九島辰也、栗原和永、高瀬あき子、今村亜由美、佐藤幸恵、細谷晴奈、三田伸江、山口智子、秋好茜、秋山有紀子、新谷江里子、相原悠希、瀧恵子、長谷川夕希子、田上雅人、比嘉七海子、尾崎涼優、布施公予、片山真美子、片柳元気、油田充基、蓮実麻耶、濱田章裕

 

Information

ナイルスナイル

2023年11月号SDGs X 企業 第21回

デルマ

生命の源となる海を守る

経済界

2023年10月号タイムレスエレガンス

ゲスト 金城浩二

環境経営は企業の責任


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スペシャル対談



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